柄本 明
Akira Emoto
1948年11月3日生まれ、東京都出身。「自由劇場」を経て76年に劇団「東京乾電池」を結成し、座長を務める。98年、『カンゾー先生』(今村昌平監督)で第22回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞をはじめ、その年の映画賞を総なめにした。03年『座頭市』などで第58回毎日映画コンクール男優助演賞受賞。その後も映画のみならず、舞台やテレビドラマに多数出演。11年、紫綬褒章と芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。15年には第41回放送文化基金賞番組部門「演技賞」受賞。近年の映画出演作には『シン・ゴジラ』(16/庵野秀明総監督、樋口真嗣監督)、『モヒカン故郷に帰る』(16/沖田修一監督)、『武曲 MUKOKU』(17/熊切和嘉監督)、『万引き家族』(18/是枝裕和監督)、自身が演出を務めた舞台「ゴドーを待ちながら」の稽古場を記録したドキュメンタリー『柄本家のゴドー』(19/山崎裕演出)、『居眠り磐音』(19/本木克英監督)、『楽園』(19/瀬々敬久監督)などがある。映画主演は『石内尋常高等小学校花は散れども』(08/新藤兼人監督)以来、本作が11年振りとなる。